2010年6月8日 講演会/コンサート
愛知県立芸術大学

ヴァレリオ・サニカンドロ氏コンサート

 
 
ヴァレリオ・サニカンドロ氏の名古屋訪問は愛知県立芸術大学音楽学部の学生たちとの実り豊かな交流を生み出した。2部構成の今回のプログラムでは、まずマスタークラスの一環として、作曲科の学生たちとの対話が実現した。ここで同氏はいくつかの自己作品の抜粋を披露し、説明を加えた。引き続き同科の学生が作曲した作品の発表が行われ、イタリア生まれのこのアーティストは喜んでこの発表にコメントを与えた。第2部ではサニカンドロ氏は音楽学部の多くの学生たちに語りかけた。この講演会に参加した学生たちは現代音楽の特徴を初めて学ぶ機会をこのようにして得ることになった。寛大にもヴァレリオ・サニカンドロ氏は翌朝も大学を再訪し彼の情熱と芸術を作曲科の学生たちと共有することを快諾した。ヴァレリオ・サニカンドロ氏とこのプロジェクトの作り手、ヴィラ九条山と、もちろん愛知県立芸術大学に厚く御礼申し上げる。
 
ヴァレリオ・サニカンドロ:経歴
イタリア生まれのヴァレリオ・サニカンドロ氏は2000年、ダルムシュタット夏期現代音楽講習会におけるクラーニッヒシュタイナー音楽賞の受賞により国際的音楽シーンに登場する。そしてその2年後に彼はこの夏期講習会の講師を務める。ミュンヘンのムジカ・ヴィヴァ賞受賞作(« Strali »-2002年)は大編成オーケストラと電子音楽に関する彼の関心を裏付けるものである。その後彼はフランス国立音響音楽研究所(I.R.C.A.M.)で仕事を行い(« Ius Lucis » - 2006年/2007年―これは2つのコンサートホールにおける2つのアンサンブルのための作品で、ポンピドゥー・センター創立30周年記念のために同センター所長から依頼されたもの)さらに仕事の場をフライブルグ(SWR交響楽団の実験スタジオ、 « Fibrae » - 2005年)やカールスルーエ(アート&メディアセンターZKM« Sonnet X » 2009年)にも広げ、カールスルーエでは現代音楽レーベルWERGO のために2枚のCDの制作が進められている。彼の作品はヨーロッパはもちろん(ヴェネチア・ビエンナーレ、ドナウエッシンゲン音楽祭、ストラスブール現代音楽祭“ムジカ”など)、米国、カナダや日本でも演奏されている。 ヴァレリオ・サニカンドロはまた指揮者としても活躍している。
 
 
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